正しい道だけを選んで
選んでるうちに日が暮れて
立ち止まったまま動かない
結局何にもやらないなら
有罪 有罪 有罪 重罪
by THE HIGH-LOWS「罪と罰」
さあ、いくつもの試練を越えて いくつもの願いを乗せて
暗い雲を切り裂けserenade 遥か遠くまで
by AIR SWELL「バッドボーイズ セレナーデ」
合法テロリストからの手紙
テロリストへ
一流の極意とは、
常に移り変わる状況・心の動きに合わせて行動する事、
言葉を発する事、そしてそれらのアクションにより
状況を好転させていく事にあるのです。

言うは易し、行うは難し。
でも、人は成長する生き物である。
今できない事も、いずれはできる様になる。
かも。


ぜひ、お試しいただきたい。


そして相手の立場に立ち、様々な事を働きかけながら対話を重ね、
こちらから歩み寄っていく事で相手の心を動かします。
そうやって状況を変えていくのです。

いずれテロリストたちが我々を信用し、共存できる日が来るかもしれない。

それが一流の交渉あり、対話です。

言うは易し、行うは難し。
でも今求められているのはそうした一流の交渉術、対話術なのです。

それができれば世界に平和が訪れる事も夢ではない。

世の中には人のせっかくのやる気を削いだり、気持ちを逆撫でしたり、委縮させたりする指導者も多い。
指導者としては五流、どころか失格と言える。そんな人は人の上に立つべきではない。と私は思う。
下の人間の能力が削がれ、力を発揮できないからである。全体の士気を高め、能力を発揮させるのが一流の仕事。
あなたの上に立っている人はいかがですか?

状況は常に移り変わる。
人の気持ちもまた然り。
いい方向へも悪い方向へも、状況は常に動いています。
人の気持ちも動きます。

だからこそ、通り一遍のやり方ではなく、
その時その時の状況に合った対応を仕掛けていく事が大切なのです。
でも一流はテロリストの気持ちを考えます。
なぜ彼らは我々に敵意を募らせているのか。
なぜ人々を虐殺するのか。
そこに疑問を感じます。

そして疑問を感じたらその答えを探りにいきます。
それらの問題を解決する為の行動を起こします。

何とか彼らと話す事はできないだろうか。
対話に持ち込む事はできないだろうか。

その為の知恵を振り絞ります。
彼らが自分らと対話をしたくなる様、あの手この手を試します。
尽くします。
テロリストに対する時も同じ事が言えます。

テロリストは我々を信用していません。
信用していないからこそ政治家と敵対し、一般市民を襲います。
人々を虐殺します。

そんなテロリストに対して、五流はただただ非難します。
そしてテロリストを攻撃します。虐殺します。
そんな事をしてもテロリストの敵意がなくなるわけがない。
むしろさらに敵意を募らせて、人々を虐殺する。
心は悪い方向へと向かいます。紛争は激化します。
状況は最悪の一途を辿ります。
決裂する事もあるかも知れない。
それでも一流は粘ります。
相手がウンザリしない境界線を見定めて、
話題を変えたり、提案を改めてみたりしながら、何度でも対話を仕掛けます。
そうやって自分から歩み寄る事で状況を変えていきます。
相手の心を動かします。
そうした対話を繰り返す事で、いずれ両国の関係が良好になる、
なんて事があるかも知れない。

それが一流の交渉であり、国交です。
相手が対話に応じたら、相手に質問したりしてみます。
自分が疑問に感じた事を。
そして相手の言い分を聞き出します。
相手も疑問に思ってる事があるかも知れない、
質問されたら、真摯にその質問に答えます。

対話の中で、どうすれば相手は我々に対する警戒心を解くのか、
敵意を失くすのか、我々を信用してくれるのか、その答えを探っていきます。

対話とは、相手の要望をただ聞き入れる事ではない。
こちらの要望を押し付ける事でもない。
お互いの望みが叶う様、妥協点、譲歩点、
落とし所なんかを探り、画期的手段なんかを模索しながら、
互いに歩み寄る事である。

相手の真の目的は何か、
彼らが本当に望んでいる事は何なのか、
そしてそれを叶える為に必要な事は何なのか、
どうすればその目的は達成できるのか。

相手の立場に立って物事を考える事でそれらを探り出していきます。
そして相手の立場に立ったこちらの考えや提案を投げたりしてみます。
でも一流は違います。

まず相手の警戒心、猜疑心、敵愾心に対して疑問を抱きます。
なぜ、彼らは我々を警戒し、疑い、敵意を抱いているのだろう。

そしてどうしたら相手の警戒心を解き、
猜疑心を薄め、敵意を失くす事ができるだろう。

疑問を感じたらその答えを探りにいきます。
そしてそれらの問題を解決する為の行動を起こします。

何とか彼らと話す事はできないだろうか。
対話に持ち込む事はできないだろうか。

その為の知恵を振り絞ります。
彼らが自分らと対話をしたくなる様、あの手この手を試します。
尽くします。

そしてそれは国交の場でも同じ事が言えるのです。

例えば隣国のミサイル実験、核の保有。
相手はこちらを警戒しています。
猜疑心を持っています。敵愾心を抱いています。

それに対して五流はただただ非難を続けます。
同じ文句を繰り返し唱えます。
そして相手と同じ様に軍事訓練を繰り返し、相手を挑発します。
こちらも軍事力を強化し、相手の敵愾心を煽ります。

相手の心は動きません。
むしろますますこちらを警戒し、猜疑心を深め、敵愾心は育ちます。状況は悪い方向へと動いています。
ムードは険悪。平行線を辿るのみ。
むしろ戦争への道を歩んでいるのではないか、そんな気すらしてきます。

これは家庭だろうが何だろうが同じ事が言えます。

五流の親はとにかく勉強しろ勉強しろうるさいです。
子供が嫌がろうがウンザリしようが同じ事を言い続けます。
子供には興味のない事ばかり言って聞かせます。
いわゆる価値観の押し売り(押し付け)です。
子供の心は動きません。むしろ悪い方向へと動きます。

しかし一流の親は違います。
子供が嫌がる事を強制したりはしません。
むしろ子供が何をしたいのか、何に困ってるのか、何に悩んでいるのか、
子供の気持ちを第一に考えます。
子供が何に興味を示すのか、それを探り当てて子供の好奇心を育てます。
子供に勉強して欲しかったら、どうすれば子供が勉強に興味を示すのか、
やる気になってくれるのか、それを第一に考えます。
子供が興味を持ちそうな話を考えて、そして聞かせてみたりします。
知的好奇心を刺激します。そういう親は自分も勤勉だったりします。
そうやって子供の心の動きに合わせて興味を掻き立てる、それが一流の親です。

教師も一緒。
お客さんの警戒心は解け、途中まで興味はなかったのに、
ウンザリする事もなく、少しずつ興味を示し、果ては信用するに至る。

なぜそんな事が可能なのか。
一流は相手の気持ちになって話をするからです。
相手の心の動きに合わせて話を進めるからです。
しかし一流は違います。
時候の挨拶や雑談を交えて相手の警戒心をほぐしていきます。
もし相手に時間がなさそうなら真っ先に用件を伝えてみたり、
とにかく相手の気持ち(状況)に敏感です。
そして質問を交えたり、質問されたら答えたりしながら会話を成り立たせていきます。
相手が必要としているものは何か、相手が困っている事は何か、
会話の中で探りながら話を進めます。
相手が興味がなさそうなら話題を変えたり、
必要ないと言われれば勧める商品を変えてみたり、
相手がウンザリしない程度に粘ります。
自分や自分の扱う商品でどうすれば相手の役に立てるのかを考えながら、
相手が何に喰い付いてくるのか、何に興味を示すのかを探り当てていきます。
相手が喰い付いて来たら、興味を示したら、こっちのもの。
そこから話を広げ、一気に距離を詰めます。気持ちを惹きつけます。
後はうまい事クロージングに持っていくだけ。
それができればお買い上げ。かも。
お買い上げいただくって事は信用されたという事です。

五流はそんな相手の気持ちに気付きません。
気付いたとしても構いません。
とにかく言いたい事だけを言い続けます。
興味のない説明を繰り返します。興味のない話を繰り返します。
そして商品を売りつけようとします。
相手が必要ないと言っても聞きません。
いわゆる押し売り営業です。相手はウンザリします。
ムードは険悪、相手が折れるか、自分が諦めるか。決着はそれのみ。
それ以上しつこくするのは半分犯罪。
それが五流の営業です。
相手の気持ちは全く動きません。むしろ悪い方向へと動いていきます。
大抵の客は買いません。
営業なんてものは大抵の場合警戒されます。
何を売りつけに来やがったんだ?つって
こっちは忙しいんだよ。つって
敵意や猜疑心を抱かれる事もしばしばです。
ハナから信用してくれるお客さんはほぼいません。
さあここからが腕の見せ所。
しかし、一流のナンパの場合、明らかに女性の気持ちが動いています。
なぜなら、一流は相手の気持ちになって話をするからです。
相手の心の動きに合わせて話を進めるからです。
警戒心は解け、気持ちがほぐれ、そして楽しくなっていきます。
果ては信用するに至る。

これは営業をする時にも同じ事が言えます。
そんなんで付いてくるかよ!と思ったあなた、
着眼点はそこではありません。
着目して欲しいの相手の心の動きです。

五流のナンパの場合、女性の気持ちは一向に動きません。
なぜなら、五流は相手の気持ちなどお構いなしに自分の言いたい事だけを言い続けるからです。
むしろ警戒心は深まり、ウンザリして嫌悪感を抱くという、悪い方向へと動いていきます。
次に一流のナンパ。

警戒心、猜疑心を持った女性に対して、
一流の人間は、あ、むっちゃ警戒されてる、と気付きます。
なのでどうしたらその警戒が解けるのかを考えて台詞を口にします。
決まった台詞など用意してません。用意していたとしても強引に誘ったりはしません。
丁寧な敬語を使ってみたり、シャイな感じで話してみたり、
冗談を交えてウケを狙ってみたり、とにかく警戒心を解く事に力を注ぎます。
そんなこんなで女性の気持ちを少しずつほぐしていきます。
ほぐれてきたら、引き続き質問なんかを交えたりして、相手の事を知ろうとしたりします。
根掘り葉掘り聞いたりしたらまた警戒されるかも知れないので、
相手が答えやすい質問から入って、会話を成り立たせたりします。
会話ができなければ始まらないからです。
会話が成り立ったらとにかく相手を楽しませようとします。
話題は何でも構いません。
質問の答えから広がるかも知れないし、
相手も質問してくるかも知れないのでそこから広げてみたり。
相手が楽しそうになってきたらこっちのもの。
良かったら喫茶店にでも入って話しませんか?なんつって誘ってみれば付いてくる。
かも。
付いてくるって事は信用されたという事です。
まずは五流のナンパから。

警戒心、猜疑心を持った女性に対して、
五流の人間は強引に誘いの文句を口にします。
お茶しよーよ。カラオケいこーよ。飲みにいこーよ。
大抵の女性は嫌がります。いや、結構です。
いいじゃんいいじゃん。いこーよ。
女性は嫌がったままです。いや、いいです。
何で?いいじゃん。何でダメなん?何もしないって。お茶だけ。飲むだけ。
女性の警戒心は一向に解けません。いや、行かないです。
それでも強引に誘う男に対して、女性はウンザリします。嫌悪感を抱きます。敵意が芽生えます。
いこーよ。嫌です。何でだよ。嫌だから。険悪なムードとなったまま交渉は平行線を辿るのみ。
男が諦めるか、女性が折れるか。決着はそれのみ。
それ以上しつこく付き纏うのは半分犯罪。もはや怖いよ。女性を怖がらせてどーする。
それが五流のナンパです。まあ強引な男が好きだという女性もいるかも知れませんが、
大抵の女性は付いていきません。
まずはナンパ編。

道端で男が女性に声をかけた時、
大抵の女性は警戒します。
そんな男をハナから信用する女性はほぼいません。
むしろ敵意や猜疑心を抱く事もしばしばです。
さあここからが腕の見せ所。
一流は全てに通ず


なんて言葉があるが、
一流って何?
全てに通ずってどーゆー事?
五流とどう違うの?なんつって。
ふふふ。それはね、
一流の人間はナンパをしても営業をしても何をしても通用するし、
その極意は全てにおいて共通するという事です。

五流との違いをパターン別に考察していこう。
お前は一流なのか?とかいう質問は受け付けません。せいぜい三流。