ネットでの誹謗中傷や詐欺事件などが問題となっている昨今、
利己的な個人主義・利己主義(自分が良ければそれで良い。他人の事はどーでも良い)
の様な考え方が横行しているが、利己的な個人主義・利己主義の人をただただ責めるのではなく、
なぜ、そうした主義や考え方が横行し、
そういう考えの人間が増えてしまったのだろうという視点。
その背景(原因)を探る事から、解決策を導きだすという考え方。
例えば
教育が関わっている事は間違いないと思われるが、
ひょっとしたらイジメなどの社会問題が顕著化した学歴社会の教育に関係があるのかも知れない。
社会が学歴を求め、勉強や出世のみで優劣が付けられるような世の中で、
誰もが勉強と出世で人と競い合い、人の上を目指し、
まるで勉強ができて学歴の高い人間が優れていて、
勉強のできない人間、学歴のない人間は劣っているというような社会の在り方・考え方が、
優越感に浸ったり劣等感に悩まされたりする人間を増やし(イジメの原因?)、
他人を気遣う余裕もない程に人々を追い詰め、他人の気持ちを考える心のゆとりをなくし、
他人を蹴落としてでも自分の幸福を求めようとする人間を多く育ててしまったのではないか。
そうした事が当たり前の社会で生きた人たちの教育が影響し、他人を傷付けてでも自分の満足を得たり、
陥れてでもお金を儲けようとする人間を増やしてしまったのではないか。
だとしたら、人に優劣を付けるという価値観を大きく変える教育が必要なのではないか。
教育が変われば、そうした考えの人間も徐々に減り、社会も改善されていくのではないか。
|